株式会社損害保険ジャパンでは、業界初の仕組みを取り入れた個人向け火災保険を11月に発売する。

新しい保険は、個人用総合火災保険「ほ~むジャパン」というもの。「ほ~むジャパン」では、保険業界で初めて「評価済保険」や「保険のとりせつ一体型のオンデマンド約款」を導入する。

従来の火災保険は補償内容が複雑なため、分かりにくいという声が多かった。そこで、補償内容を分かりやすくし、サービスの充実を図ったのが今回の保険商品だ。

従来の火災保険では、罹災時の保険対象の評価に基づいて保険金が支払われるため、物価の変動によっては契約時の保険金額が全額補償されないというケースもあった。契約の保険金額が事故発生時の評価額を超える場合であっても、支払われる保険金は評価額が上限となる。

しかし、「ほ~むジャパン」で導入される「評価済保険」により、分損時には建物の修復費用を、全損時には建物の保険金額を支払う保険金として、適正な保険金の支払いを実現する。

また、従来の火災保険では、事故の種類と損害の程度によっては損害額が補償されなかったり、受け取る保険金が少なくなったりするというケースもある。そこで、「ほ~むジャパン」では事故の種類を問わず、「損害額-自己負担額=損害保険金」という形に保険金の支払い方法を統一した。

「ほ~むジャパン」では保険証券を冊子化し、補償内容や事故に遭った場合の手続きなどを記載した保険の取扱説明書を導入。それに加えて、条文数の削減や用語を平易化・明確化することで、読みやすい約款の実現を目指す。

確かに、火災保険の補償は納得できない部分もあった。一般的な火災保険は、全焼した場合に建て直す費用を査定して損害額を決定している。そのため、2,000万円の火災保険に加入していても、建築部材が安くなるなどの影響で、再建にかかる費用が1,800万円と査定された場合には、支払われる保険金の上限は1,800万円になるわけだ。

補償内容が複雑で分かりにくいことが、保険金の支払い漏れや保険料の取りすぎといった不祥事多発につながったといえる。分かりやすくなる形での保険商品の見直しは、歓迎すべきだといえる。 :smile: